痴女という夢の生物を愛してやまない男たち

“アダルトビデオなどを見ていると、その一ジャンルとして、痴女ものなるものが存在する。痴漢という言葉はニュースなどでもなじみがあるが、痴女なる言葉はAVの世界以外ではついぞ聞いたことがない。昨今は男の積極性が無くなったといわれて久しい。草食系男子という言葉は言うに及ばず、最近では絶食系男子などという、女性に対してアプローチすることすら試みない男子が増えているということだ。だが、嘆かわしいとは言っていられない。なぜなら私自身、その例に漏れず、女性恐怖症とは言わないまでも、生身の女を口説く勇気などそうやすやすと沸いてくることのない日常を送っている男の一人だからだ。
そこで登場されるのが我らが痴女様である。まさに、草食系男子と揶揄された男たちが生み出した妄想の極致といえよう。
あるときには、彼女たちは、束になって男をトイレへと連れ込み、無理やり服を脱がせてはペニスを代わる代わる手でいじくっては勃起させ、そのままお掃除フェラ、最後に洗いもしない陰部を男の顔の上に無理やり押し付けて悦に入っている。サディストには理解しがたいだろうが、マゾヒストからしてみれば、まさに性癖ど真ん中、興奮度100パーセントで小躍りせんばかりの状況だ。
逆痴漢というシチュエーションも、痴女物の定番といえよう。
痴漢といえば、いわずもがな男が欲望のままに電車内で女性の足や尻や陰部をまさぐる行為を指す。それを女が男にやるというのは日常ではほぼありえない。官能小説の世界かアダルトビデオの世界でのみ繰り広げられるM男の描く夢物語といっていいだろう。だが、架空の話と分かっていながら興奮するのはなぜだろう。むしろ現実感の乏しいぶっ飛んだシチュエーションであればあるほど興奮してしまうというのがマゾっ気たっぷりな男の悲しい性なのであろうか。いずれにせよ、痴女様たちにはたとえ絵空事の中であっても今後とも存分にご活躍願いたい。無論、男の欲望の尽きない限り、彼女らの活躍の場がなくなるということも無いだろうが。”

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